人生

限界

愛着

自分に興味を示してくれる女 自分のことを気にかけてくれる女 自分に寄り添ってくれる女 自分という人間を理解してくれる女 自分の存在を肯定してくれる女 自分の絶対的な味方でいてくれる女 自分に無償の愛を与えてくれる女 自分の居場所でいてくれる女 愛…

偽物の鬱病

欠けた果実が落ちた。 幹は不安定だった。 彼女は言った。 「底がないの。足りないの。満たして欲しいの。埋まらないの。」 郷愁が込み上げるような夕暮れ時に、自分だけが世界から断絶しているような、そんな感覚に陥った。 いつだって彼女は一人だった。呆然…

滑車

人生というのは酷く歪でこちらのタイミングなんて図らずに何時だって眼前に選択を迫ってくる。 どう生きればよいのか、どう生きていけば良いのか、他者はどう生きているのだろうか。 生き方に間違いなんて本質的にはないのかもしれないが、後付けされた価値…

そういえば

冬がやってきた。 家の中ではフリースの上に半纏を羽織って寒さに堪え忍んでいる。 そういえば厳しい冬の寒さが「冬将軍」と呼称されているようだが、どの要素が将軍なのか全く腑に落ちなかった。 寒さといえば冬は鍋が捗りますよね。野菜を煮れば水分が飛ん…

禍福は糾える

世界が透き通っていて喉がカラカラに渇きそうで、そんな感覚がもう少しもう少しと思える 自己の連続性が曖昧だ。何時から現実を認識する事ができ、何時から現実感を喪失したのだろう 選手と観客では見ている物は同じでも体感が全く異なっている。自分は選手…